虫歯とキシリトール
なぜむし歯になる?
お口の中には、むし歯の原因になる細菌(ミュータンス菌)が住み着いています。甘いものを食べると、ミュータンス菌が反応して酸を作ります。その酸が歯の表面のカルシウム、リンを溶かしてむし歯になるのです。これを脱灰と言います。
一方、お口の中には唾液があります。この唾液はミュータンス菌が作った酸を洗い流し、お口に溶けだしたカルシウム、リンを再び歯の表面に運んできてくれます。そして歯の表面を修復します。これを再石灰化と言います。
キシリトールの働き
キシリトールは甘い味がしますが、ミュータンス菌と反応しても歯を溶かす酸を作りません。そして、ミュータンス菌の数を減らす作用もあります。キシリトールを摂取することによってむし歯の予防が出来るのです。
キシリトールの働きはいつごろから?
キシリトールガムを1日3回食べた場合、2週間目くらいからプラーク(歯の表面のネバネバ)が減り始めますが、速効性があるものではありません。むし歯になりにくくしたいならば、3ヶ月以上続けて摂ることが大切です。
キシリトールはいつ食べる?
1日3回、食後に食べるのが習慣付けしやすいです。