顎の関節のトラブル:顎関節症
顎関節の仕組み
上顎と下顎の間に顎関節と呼ばれる仕組みがあり、口の開け閉めをコントロールしています。この関節の運動が円滑に行われないと関節や筋肉にさまざまな症状が出ます。
顎関節症の症状
- 口を開けるときに音が鳴る。
- 口を開けづらい。
- 口を開けたり閉じたりする時に痛みがある。
- 口がほとんど開かなくなってしまう。
顎関節症の原因
顎の動かし方が悪くて起こる場合。
よくほおづえをつく。
テレビの方を向いて食事をする。
顎をカクカクさせる癖がある。
口の中に原因がある場合。
抜けた歯があるのに放置したり、むし歯や歯周病を治療しないでいると、咬み合わせのバランスが変化し、顎関節に負担をかけます。
体の不調が影響する場合。
慢性の肩こり、腰痛があると、顎の動きに影響し、顎関節症を引き起こす事があります。
顎関節症の治療
顎関節症と思われる症状が出たらすぐ受診。そのうち治るだろうと思って放置するのは厳禁。発症直後の治療ならば治りやすいけれど、何日も放置すると治療は困難になります。顎関節の位置は耳の周辺ですが、治療の専門医は耳鼻科ではなく歯科です。